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農業×福祉で地域共生社会をつくる!にじのかけ橋 涼太さん
涼太さんの第一印象は、 若くて心身共に健康そうでさわやかな見るからに好青年。 しかも! 目力あってなんだかイケメンぽい!!! (・・・「ぽい」っていうのは、その時点ではマスクしていたため、お昼を一緒に食べるまで顔がわからなかったから(笑)。実際、期待通りのイケメンでしたが!!(嬉)) 副理事長さんだときいていたので、若くても30代後半くらいかな?って思っていたら・・・ なんと!!28歳だというではないですか。 最初、ひとときの仕掛け人の「藤井さやか」に、 「のうふく連携をしている「にじのかけ橋さん」の副理事長さんに一緒に会いに行こう!」 と誘われ、なんか、おもしろそう? とあえず、「行く」と返事。 ・・・でも、「のうふく」って? 無知で申し訳ない・・・とおもいながら、ググる。 「農福連携は農業と福祉が協力することで、それぞれの分野が抱える課題を解決し、地域共生社会の実現につなげようという施策です」 ・・・むむぅ 理解できたような理解できないような・・・? 「凄そう」ということはわかるけど、なんか難しい。具体的に何? ・・・そして・・・もう一度ググる(笑) 農福連携とは、 「障がい者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組」 「担い手不足&高齢化が進む労働力の確保が課題の農業の課題解決にもなる」 なるほど、なるほど! この若者は、そんな難しそうな地域課題に、その若さにして「副理事長」という責任ある立場で意識高く取り組んでいる&実際にバリバリ事業を成り立たせているのね!! 大きな驚きと感動。 聞けば、おじさんがダウン症だったことをきっかけに福祉に携わることになったお父さん、また、お母さんやおばあさんも福祉の仕事をしていたという影響で、学生のころから福祉に対してなじみが深かったとか。 大学に進み、その後一般企業に就職しながらも、福祉の仕事に戻るという意識で勉強していたそう。 涼太さんのお話の中で何よりも印象に残っているのは、 働いている利用者さんたちの「喜びにあふれる生き生きとした笑顔」の写真たちでした。 農家さんの施設を引き継ぎ、利用者さんの働く場所として開設した「函南しいたけファーム」。
空き店舗を利用し、障がい者施設で作られるおいしい野菜を利用した料理や、商品を提供している、「三島うなぎ野菜としいたけのお店 ノウフク」
とにかく!!どの場所も、働くみなさんの笑顔がまぶしかった!!!
「にじのかけ橋」さんが目指しているのは、 利用者のみなさんが地域社会の中で自分らしく、自立した生活を営めること。 そして、障がいの有無にかかわらず市民が相互に人格と個性を尊重し安心して暮らすことのできる活動を通じて社会との架け橋になること。 涼太さんは、 「利用者さんとは、先生と生徒のような関係ではなく、同じ職場で働き協力し合うよい仲間としての関係が築けている」 「ときには、(一緒に仕事をしている)家族と意見の食い違いでケンカになることもある」 などなど、いろいろお話ししてくださいました。 家族ゲンカもこの農福事業に真剣だからこそですね! 涼太さんのお話を聞いていると、ただ利用者さんに働き場所を確保するということだけでなく、「働くみなさんが笑顔であること」をとても大切にしていることがわかります。 「にじのかけ橋」というその名前の通り、 ひとりひとりの個性が大事にされ、それぞれに役割と出番がある。 人と人とのあたたかいつながりがあり、誇りと生きがいを感じながら生き生きと安心して働ける場所、居場所がそこにある。 人と仕事と地域のかけ橋になるお仕事をされているのだなぁと感じました。 <余談> 涼太さんに施設を見学させてもらった日、ランチ中に涼太さんのもとに、 「だいこん100本(200本?)余ってる・・どうにかならないか」 という農家さんからのヘルプ要請の電話が。バタバタとどこかしこに電話し、なんとかしようとだいこんの行き先を必死に探している様子の涼太さん。 そんな涼太さんの人柄ゆえ、たくさんの協力者に恵まれ、利用者さんが安心して働ける環境に気を配ることができ、たくさんの輝く笑顔を生んでいるに違いないな。と思ったのでした。 中身もとてもイケメンの涼太さんでした。 涼太さんをはじめとして「虹のかけ橋」のみなさんが心を一つにして進める農福連携事業。 これからもずっと目が離せません♪